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異彩ノ雫

第129章  九ノ月 Ⅱ




雨上がりの匂いの中に

花の香りを探して歩いた道は

あなたへと

続くように思われて

沈む夕陽に手を伸ばした



指先をさらう秋の風…

私の想いを彼の地へ運べ







【秋風】


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