テキストサイズ

異彩ノ雫

第130章  恋文 (七)




優しくしないで…
君はそう言ってうつむいた

その日がきた時ツライから、と

その日がふたりの別れを言うなら
そんな日はこない と
君を抱きしめよう


僕たちは
別れを予感するような出会いはしていない


ふたりの時間を
ゆっくりと紡いでゆこう
僕は君の手を離しはしない
どんな嵐の中でも…



僕に愛させてほしい
君のすべてを

どうか どうか…






ストーリーメニュー

TOPTOPへ