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異彩ノ雫

第147章  十一ノ月 Ⅱ




マルゴォは官能の赤

溢れる芳香が夜を濡らす…



火照る頬は

重ねるグラスのゆえなのか

したたる雫が指に絡む



放つ窓から吹き込む風も

胸の焔をかきたてるばかり…







【ざわめき】


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