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異彩ノ雫

第151章  十一ノ月 Ⅱ ③




夜のしじまが
胸の隙間に忍び込み
遠い過去へと想いを運ぶ

気まぐれにめくるアルバムのように
記憶をたどれば
すべては
惜しみ無く注がれた愛の思い出…



傍らに眠る人の手をとれば
変わることないぬくもりに
幼い私が目を覚ます







【アルバム】


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