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異彩ノ雫

第152章  恋文 (九)




── 愛するのが怖い…

口づけながら震えるあなたの唇


── 失った時のあの孤独…

いつの思い出があなたを怯えさせるの



どうかあなた
背中を向けないで
私は
決していなくなったりしないから


私は知っているの
あなたと私はずっと一緒だと

やっとめぐり会えた私たちだから…







(了)




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