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異彩ノ雫

第165章 一ノ月 Ⅱ




水面の薄氷に

閉じ込められた小さなひと葉

時をとめた眠りの中で

夢はどこへ還るのか



指先でそっと触れれば

ぱりん、と戒めの溶ける音…





凍える夜が明けてゆく







【薄氷】



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