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異彩ノ雫

第167章  一ノ月 Ⅱ ②




いつもより

丁寧に淹れた珈琲に

サックスの音色が溶けて溢れる



昨日の煩い

明日の惑い…



すべてを越えて

窓を曇らす香りの中

心が

次第にほどけてゆく







【モカ】



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