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異彩ノ雫

第176章  二ノ月 Ⅱ ②




降りしきる雪のなか
ひとり佇み
空を見上げていた

吸い込まれそうな
果てしない あてどなさ…

凍える胸の内
あなたの名前を呼んでいた

呼び続け…
そして 夢から覚めた時
窓を照らす月影に
あなたの街の雪をみていた







【雪空】


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