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異彩ノ雫

第177章  恋文 (十三)




忘れたはずでした

叶わぬ想いと
諦めたはずでした

それなのに…


思いがけない再会は
鎮めた想いに火をつけてしまった




二度と消すことのできない炎を胸に
あなたの元へ向かいます

十年の時を越えて
あなたを
強く 強く 抱きしめるために…







(了)


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