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異彩ノ雫

第178章  二ノ月 Ⅱ ③




髪を跳ねあげた風が

真冬の冷たさで這い上がる



首をすくめて

見上げる空には

いつもより 多くの瞬き…



憂いを星にあずけたなら

今日の風に

背中をまかせ歩こうか







【風】



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