テキストサイズ

異彩ノ雫

第182章  二ノ月 Ⅱ ⑤




雑踏の中の孤独を逃れ
開けた扉
たちまち
アルトサックスの音色に包まれる

馴染みの店
見慣れた光景
けれど
初めてのときめきを秘めながら
座る止まり木

知らぬそぶりで
過ぎる時間の心地よさ…







【隠れ家】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ