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異彩ノ雫

第189章  三ノ月 Ⅱ ④




冷たい雨音が窓を震わせ

眠りを覚ます



漂う意識の奥底から

浮かび上がる夢の名残りは

ただ

あの人を恋しくさせて…



いつまでも

やまない雨音に濡れた夜

迷子となった想いがあてどない







【迷い子】



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