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異彩ノ雫

第209章  五ノ月 Ⅱ ⑤




見知らぬ街は

心の縛めを解き放つ



馴染みのない

調べのような話し声

路地を流れるスパイスの匂い


明日を思わず

刹那の時を重ねる日々



けれど…



虚ろな胸を持て余す


つのる想いを なんとしよう







【郷愁】



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