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ただあなただけを見つめる

第14章 星空





あれから三日、


私はバイトをやめた。




てゆうか、何もする気になれなかった。




ただ毎日寝て過ごす。


…ボロボロだった。



化粧もしないし髪もボサボサ。


ご飯も食べてない。


47キロあった体重は42キロまで落ちていた。



空腹なのに何も食べたくない。




「あきら…」




私が欲しいのは食べ物じゃなくて暁なの。




“ピーンポーン”



!!!!



インターホンの音に、バッと身体を起こす。


そして急いで玄関に向かった。




ガチャ



「暁……!
……………ぁ……。」


「よ。」




ずいっと身を乗り出したのは



旭さんだった。




「旭さん……」

「暁じゃなくてごめんね。
てか、暁と別れたのか?」

「旭さんには関係ない…
帰って。」



私はそう言ってドアを閉めようとする。


旭さんがそれを止めた。




「話がある。」



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