ただあなただけを見つめる
第14章 星空
窓の外を見ると、もう暗くなっていた。
何時間眠ってたんだろう…。
「もう帰るね。」
「……送る。
体調悪いんだろ?」
「大丈夫よ。」
ベッドから出て立ち上がる。
まだ少しふらつくけど、大丈夫かな。
「危ない!」
「きゃっ」
グラッとして、暁に支えられる。
ドキン…
うわ……
久しぶりの暁の体温だ。
不覚にもキュンとしてしまう。
「……////」
お腹に添えられる暁の手。
よくこうして背中から抱きしめてくれたよね…
「夏帆……俺……」
「え……ひゃあっ!?」
ドサッ
腕を引かれベッドに押し倒された。
あ、暁……!?