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ただあなただけを見つめる

第14章 星空





「ハァ…ハァ…ど…したの…?」


肩で呼吸をしながら暁を見る。


イク寸前に止められた下半身がうずうずする。



暁はゴロンといつものように隣に寝転ぶとこう言った。



「夏帆を抱けない…」



―――ズキン



それってどうゆう意味?

私じゃダメって言いたいの?



この前までの私ならはっきり言えたんだと思う言葉が

怖くて今は口に出せない。




期待してバカみたいだ。


全裸のまま天井を見つめる。




「……。」



じんわりと目が熱くなり、スーッと涙が伝っていく。


シーツにぽつりとシミができていた。



「え……夏帆泣いてる?」

「な、泣いてないしっ…」



顔を覗き込んで来る暁に背を向ける。


そんな私を背中から抱きしめてくれた。



「あーもう…かわいい…」

「え?」

「我慢できない…。」



そのまま私の下半身に手を滑らせる。


茂みを掻き分け、ふたたびそこに指を入れた。


グチュグチュと卑猥な音を立てる。



「あっ…あきら…だめぇ…ッ」

「イキそう?」



首を縦に振る。


イク寸前でやめられおあずけをくらった私の身体はもう歯止めがきかない。



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