テキストサイズ

もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第2章 小野智の事情①

俺の肩に菜々子の体重がのし掛かる。

「菜々子?」
「……」

完全に眠ってしまった。

寝顔も可愛らしく頬をツンツンしてみた。

「んー……」

寝ぼけながら唇を尖らせる菜々子。

とにかく可愛い。

吸い込まれるように
その尖らせた唇に
俺の唇を重ねた。

俺はラッキーだった。

他のメンバーは【VS祟】の後に
収録や打ち合わせがあったが
俺だけは仕事が入ってなかった。

それは祟のリーダーである俺が
最初にマネージャーと過ごす
権限があるからである。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ