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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第10章 桃井翔の事情①

「一人でゆっくりした方が気が休まる
でしょ?」

菜々子に傍に居てもらって気を休めたい。

「帰らないで」

自然と口にしてしまった。

「え……でも翔くんまだ体調が……」

菜々子の手首を掴んだ。

「俺の傍に居て」

すると菜々子は空いている方の手を
俺の腰に回した。

「翔くん……甘えん坊さんだね」
「……そうかも」

女なんてどれも一緒だと乱雑に扱っていたが
本来の俺はそうなのかもしれない。

菜々子だったら本当の俺を
受け入れてくれるかもしれない。

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