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もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第11章 菜々子VS翔

「屈折してるな、俺」
「自覚はあるみたいね」

キツイ発言で翔に怒られるのは承知の上。

「菜々子にそう言われちゃうと堪えるな」
「そう?」

あれ?翔は素直に受け入れた。

プライドが高そうだから
嫌味のひとつでも返されるかと思っていた。

「菜々子が作成した原稿見てさ、スゲーなって
思った。女なんて……って馬鹿にしてたから」
「だから女を性処理の材料くらいにしか
思ってなかったんだ」

男尊女卑の典型か。

「でも菜々子がその考えを改めさせてくれた」

私から翔に唇を重ねた。

「その翔の考えをもっと改めさせてあげる」

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