テキストサイズ

もし国民的アイドルのマネージャーが風俗嬢だったら

第12章 小野智の事情②前編

「菜々子はいい意味で魔性の女」
「え?意味分かんない」
「分からなくていいよ。多分俺しか知らないし
俺にしか見せないだろうから」

【VS祟】の収録が終わると
楽屋に残った俺と翔くんの二人で
菜々子についての議論を交わしていた。

「翔くん。次の仕事に行かなくていいの?」

菜々子が俺を迎えに来る。

翔くんに会わせたくない。

「菜々子が来るんだろ?ちょっと話させてよ」

……知ってたのか。

「……いいけど」

お人好しだな、俺。

リーダーなのに。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ