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最初に楽屋へ戻ってきたのは枯葉雅紀。

「はじめまして。葉山菜々子です」
「よろしくね。菜々ちゃん」

枯葉雅紀の屈託のない笑顔は好印象。

次に一宮和也がスマホを触りながら
楽屋へ戻ってきた。

同様の挨拶をする。

「はい。よろしく」

こちらを窺うことなくスマホに集中していた。

桃井翔と杉本潤が喋りながら戻ってきた。

「実物の方が可愛いじゃん」
「俺らって女の趣味いいよな」

祟は事前に私の顔写真を見ていた。

数ある候補者の中から
私が選ばれたというわけである。