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Liar Game 〜1×5〜

第5章 罠



〜聖輝side〜


聖輝『朝早くから僕の為に駆けつけてくれてありがとうございました!櫻井さんのおかげで心が救われました。お礼がしたいのですが…会えそうな日はありますか?』


聖輝「よし、送信!」


僕の心は晴れ晴れとしていた。


だってあの恐怖の電話から解放されたから。


非通知って怖いもんね…


〜♪♪♪


聖輝「あっ、電話だ。」


ピッ


聖輝「はい、もしもし。」


松本『もしもし?松本です。』


聖輝「まっ松本さん!こんばんわ!」


松本『こんばんわ、今ちょっといい?』


聖輝「はっはい!」


松本『あのね、急だけど明日の夜って空いてる?』


聖輝「明日の夜ですか?はい、空いてますよ。」


松本『あのね、明日かずとメシ行く約束してるんだけど…よかったら一緒にどう?』


聖輝「えっにっ二宮さんとですか?」


松本『うん、せっかくの機会だし…どうかな?』


聖輝「はっはい、よろしくお願いします!」


松本『よかった、じゃあ明日20時に上野駅待ち合わせで。』


聖輝「分かりました。」


松本『じゃあね。』


ピッ


聖輝「…松本さんと二宮さんとご飯かぁ……」


どうなるんだろう…


〜♪♪


聖輝「あっ。」


櫻井『いやいや、俺は別に何もしてないよ。でも涼野くんが元気になってくれてよかった…お礼なんて気遣わなくていいよ?』


聖輝「うーん…でもお礼しないと気が済まないし……」


聖輝『本当にありがとうございました!あの…どうしてもお礼しないと気が済まないんです…だから、また櫻井さんにご飯作ってあげたいのですが…どうですか?』


〜♪♪


櫻井『ご飯かぁ…久々に涼野くんが作ってくれたご飯食べたいかも。』


聖輝『本当ですか?!それなら是非ごちそうさせてください!!』


〜♪♪


櫻井『じゃあお言葉に甘えて、明日の夜は空いてる?』


聖輝『すみません…明日の夜は…松本さんと二宮さんとご飯食べに行く約束していて…明後日はどうですか?』


櫻井『日曜日はちょっと…早くても火曜日になるかな。』


聖輝『火曜日僕も空いてますので、火曜日ご飯作りますね。』


櫻井『ありがとう。仕事終わったら涼野くんの家に直行してもいい?』


聖輝『いいですよ!』


聖輝「さてと、メニュー考えないとなぁ…」

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