Liar Game 〜1×5〜
第9章 心情
〜聖輝side〜
聖輝「ハァ……」
思いきって二宮さんから離れてよかった…
多分あのまま残っていたら何かされていたような気がする…
聖輝「さてと、家に帰ってお風呂に入ろっと。」
パカッ
聖輝「えーっと、チラシと広告と光熱費と……あれ?」
ポストの中に茶色の封筒が入っていた。
聖輝「宛先が書いてない…」
おまけに切手も貼られていなかった。
聖輝「何だろ……」
僕は謎の封筒を部屋に持ち帰った。
聖輝「うーん……」
宛先もない手紙なんて…
気味が悪い………
でも……
聖輝「……。」
ビリビリ…
僕は意を決して封を開けた。
ビリビリ…
ビリビリ…
聖輝「……。」
封を破り、僕は中身を確認した。
聖輝「……えっ…?」
写真…?
聖輝「……なに…これ…?!」
封筒に入っていた写真は、僕が大学や局にいる時、そして…自宅にいる時の写真だった。
聖輝「何で…これ…!!」
何で僕の写真が…?!
しかも部屋にいる時なんて…
聖輝「きっ気持ち悪い!!」
バサッ!!
聖輝「ゔっゔぅっ……!?」
封筒の中…まだ何か入ってる…
聖輝「……!!」
僕は再び意を決して封筒の中身を確認した。
聖輝「…て…手紙……」
覚悟を決めて手紙を開いた。
聖輝「……えっ……?!」
手紙には一言でこう書かれていた。
『地獄ニ堕チロ。』
聖輝「あっ…あぁっ…!!」
『地獄ニ堕チロ。』
『地獄ニ堕チロ。』
聖輝「どうして…何で……?」
〜♪♪
聖輝「?!」
LINEを開くと、待ちわびていた人からメッセージが届いていた。