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Liar Game 〜1×5〜

第9章 心情



櫻井「ははっ…来週この記事載るんだって。」


櫻井「『嵐の恋のトライアングル!!メンバーの彼女に手を出すプレイボーイ』って題名でね。」


松本「ちっ違うんだ!俺の話を聞いてくれ!!」


松本「亜希ちゃんが俺の家に泊まったのは事実だ、それは認める。」


松本「でも!!それは…夜遅い時間に酔った亜希ちゃんとその友達と会って…翔さんのことで悩んでいたから…」


櫻井「だからってお持ち帰りするほどでもねぇだろ?!」


松本「夜遅い時間だったし、俺も友達と飲んでたから車で送って行けなくて…」


櫻井「タクシー呼べばよかったんじゃねぇの?」


松本「…偶然居酒屋で会ったんだよ…亜希ちゃんと…」


松本「その時、何か寂しそうな顔してて…」


松本「話聞いたら、翔さんが全然かまってくれないって…」


松本「だから俺…亜希ちゃんの役に立ちたいって思って…」


櫻井「……。」


松本「翔さん…何で亜希ちゃんのこと放ったらかしにしたの…?」


櫻井「…それは……」


松本「身体中にキスマーク付けてたから?」


櫻井「??!」


松本「キスマークが消えるまで会えなかったとか?」


櫻井「…そう…そうだよ…」


松本「えっ…?」


櫻井「キスマークが消えるまで…亜希と会えなかった。」


櫻井「でも、このままじゃダメだと思って…この間亜希と話をした。」


櫻井「亜希にすげぇ怒られたけど…最後は俺のことを受け入れてくれた。」


櫻井「それなのに…裏にお前がいたなんて…」


松本「だからあれは」


櫻井「週刊誌に撮られたら終わりなんだよ!!」


松本「??!」


櫻井「お前らに何もなかったとしても…週刊誌の影響力はでかい。」


松本「……。」


櫻井「お前のせいで俺も亜希も終わりだ…全部お前のせいだ!!」


松本「翔さん…」


櫻井「出てけよ…顔も見たくない……」


松本「翔さん」


櫻井「出てけよ!!!」


松本「っ…!!」


櫻井「……。」


松本「…ごめん……」


俺は翔さんの家を出た。

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