テキストサイズ

Liar Game 〜1×5〜

第11章 糸



大野「…松潤……」


松本「えっ?」


大野「お願いしたいことがあるんだけど…いい?」


松本「お願い?」


大野「うん…こんなこと頼めるのお前しかいなくて…」


松本「俺にできることなら…」


大野「あのさ…翔くんから涼野を引き離してほしい。」


松本「えっ?」


大野「涼野の奴…翔くんに執着してて…このままじゃマジでヤバいことになる…」


松本「執着って…?」


大野「あいつ…翔くんにべったりくっついてるんだよ…彼女いるって分かってるのに…」


松本「べったりって…そんな…」


大野「このままだったら翔くん…彼女を捨てて涼野に飲み込まれてしまう!」


大野「嵐の影のリーダーである翔くんが…後輩とボーイズラブなんてありもしないことを…記事に書かれたりしたら…!!」


松本「大丈夫だよ、涼野くんだってそんなにバカじゃ」


大野「翔くんに頻繁に連絡してる…」


松本「えっ?」


大野「何時頃帰ってくるの?とか…早く会いたいとか…1日に何回も連絡来るって…」


松本「涼野くんから…?」


大野「…翔くん優しいから…一つひとつ返事返してるんだけど…でも…もし翔くんが涼野に飲み込まれたら……」


松本「……分かった、何とかするよ。」


大野「ほっ本当?」


松本「うん、大野さんには恩があるし…それに…個人的にちょっと引っかかる部分もあるから…」


大野「ありがとう松潤…!!」


松本「そうだよな…同じ事務所で…しかも男同士の恋愛なんて…許されるわけないよな…」


大野「おう!」


松本「すぐにとはいかないと思うけど…必ず何とかする…」


大野「ありがとう…俺も協力するから何かあったらすぐ連絡して。」


松本「分かった。」


よかった…


これでいつもの嵐に戻れる……

ストーリーメニュー

TOPTOPへ