Liar Game 〜1×5〜
第12章 悪魔VS悪魔
ガチャッ
櫻井「ごめん、遅くなって。」
二宮「おはようございます。」
相葉「翔ちゃんおはよ〜!」
大野「おはよ〜」
松本「おはよう、翔さん。」
相葉「ねぇねぇ!彼女といちゃいちゃしてた?」
櫻井「いや、寝坊した。」
二宮「あら、珍しい。」
大野「昨日遅かったの?」
櫻井「仕事の資料まとめるのに没頭しちゃってね…」
松本「大変だね…あんまり無理しないでよ?」
櫻井「ありがとう、松潤。」
寝坊した。
この発言…どうやら嘘っぽい……
翔さんは寝坊したら何もしないで服だけ着替えてここに来る。
なのに今日、髪の毛がいつものようにセットされている。
何で寝坊なんて嘘を……
相葉「翔ちゃん、髪の毛綺麗だね?」
櫻井「えっ?」
相葉「翔ちゃんが遅刻してくる時って何もしないで来るからさ、何でだろうって思って。」
まーが俺の心を読んだかのように、俺が思っていたことをそのまま翔さんに投げかけた。
櫻井「タクシーの移動中に髪の毛だけセットしたんだ。」
大野「タクシーで来たの?」
櫻井「うん、今日は元々自分の車で行くつもりだったからマネージャーに送り迎えはいらないって伝えてたんだ。」
二宮「へぇ…どこか行くんですか?」
櫻井「まぁね。」
相葉「彼女とデート?」
櫻井「いや、1人ドライブしようかなって思ってて。」
松本「1人ドライブ?」
櫻井「たまにあるでしょ?1人で走りたいなって思うこと。」
大野「おぉ〜あるある。」
二宮「いやいや、あなた車乗らないでしょ。」
相葉「あひゃひゃ!でもその気持ち俺も分かる!たまーに1人でドライブしたいなって思うことあるもん!」
櫻井「だろ?」
松本「ドライブか…」
涼野くん誘ってみようかな…