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Liar Game 〜1×5〜

第12章 悪魔VS悪魔



「じゃあ笑顔くださーい!」


パシャッパシャッ


パシャッパシャッ


「いいですね〜、じゃあ肩組んじゃいましょうか!」


ガシッ


松本「?!」


櫻井「松本、もうちょっと近づいて。」


松本「うっうん…」


近い…


近くて変に緊張する…


パシャッパシャッ


「松本くん!もう少し自然に笑って!」


松本「はっはい!」


パシャッパシャッ


パシャッパシャッ


「……はい、オッケーです!ありがとうございました!」


相葉「お疲れ〜!」


二宮「お疲れーっす。」


大野「ふわぁ…」


櫻井「お疲れ様です。」


松本「……。」


緊張が止まらない。


10年以上一緒にいるのに…


もしかしたらあのことが引っかかっているせいで…


櫻井「いやぁ〜びっくりしたね。」


松本「えっ?」


櫻井「並び、俺らを隣同士にさせるなんてなかなかだよね。」


松本「あっあぁ…うん…」


櫻井「どうした?」


松本「いっいや、何でもない。」


相葉「お腹空いた〜!」


大野「みんなでご飯食べたいなぁ〜」


二宮「私でよければ付き合いますよ。」


相葉「よーし!みんなで行こっか!」


櫻井「おっ、いいね〜!」


松本「……。」


やっぱり…メンバーの見方が変わってしまう…


普段のように振舞ってるけど…


それぞれもうひとつの顔を持っているはずだ。


それは俺にも当てはまること。


相葉「まつじゅーん!行こー!」


松本「あぁ、うん。」


俺達…これからどうなるのだろうか……

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