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大切な人へ

第23章 守りたい


昨日の事は聞かない方がいいかな...
疑う気持ちなんてないけどざわざわする

今から行くねってメールがきて
チャイムが鳴った


『明けましておめでとうございます!』

精一杯の笑顔で彼をむかえる

いつもと変わらない先生だ
イベントの事を聞いてくれて楽しく話す

先生は大学の同級生の家でずっとお酒を飲んでたらしい
そこに女の人はいたの?聞けなかった...


「美優?」

彼の声にはっとする

「バイトはいつから復帰?」

『明日からです!3日間入ってて6日はお休み』

7日から学校が始まる
先生は4日から仕事が始まるらしい



「じゃぁ明日まで一緒にいられる?」

彼からそう言ってくれて嬉しかった
私も一緒にいたいです ずっと一緒にいたいです...

好きだから色んなことが不安になるけど
好きだから一緒にいたい


体を重ねる度に...幸せだと思う度に

次に感じてしまうのはこわさなの

先生は本当に幸せ?って...

聞けるわけない  そばにいたいから



彼に抱かれながら涙をこぼした...

大好きっていいながら



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