テキストサイズ

大切な人へ

第52章 新しい朝


「全部美優に決めさせてばっかりで苦しかったね?
俺がちゃんとこう言えばよかった...」

『うぅん。私も勝手に1人で考えてばっかりで...
本当の気持ち隠したりしてた。
嫌なことは嫌だって言えばよかった...』


私たちは似てる

自分を責めてばっかりで

相手のことばっかり考えてて

悪い方にばっかり考えて


「だからこれからは
1つ1つ確認しよ?ちゃんと伝わってるかって
自分の気持ちも確かめながら...ゆっくり考えよう」

うんうんって何度も言って抱きしめ合ってた


やっと繋がった気がした

やっと晄人さんの心が見えた気がしたの


嬉しい...でも


『ちょっと痛いよ晄人さん 笑』

少し愛が強かったです


でもこんな風になんでも言うから...

だから私の一番大切なものをください


『晄人さん...笑って?』


私の大好きな晄人さんの笑顔
見つめた瞳はすごく潤んでた...

だんだんその距離が縮まっていって...


初めての時みたいな

優しいキスをしてくれた__


ストーリーメニュー

TOPTOPへ