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大切な人へ

第8章 いらっしゃいませ


その間に私も着替えてベットを片付ける

布団を畳んで上に置くと ふわっと香る
彼の香りにドキッとする


男性用の爽やかな柑橘系のデオドラント

私の大好きな匂い...

お店で探しても同じ香りのものは
見つからなかったんだ


その場所に体を寄せると
彼に抱きしめられている様な感覚におちる

心地よくて幸せ...



ピンポーン

突然のチャイムに飛び起きて彼を迎えた


急いで朝食を仕上げてまた2人で手を合わせる

「いつもこんなにきちんと作ってるの?」

『普段はお弁当のおかずの残りが朝食ですよ
休みの日はお昼前にブランチって感じです』

彼はもうしっかりしてしまっていて
少し寂しい気もした


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