大切な人へ
第11章 2学期の始まり
夏休みはあっという間に過ぎていき
あと2日で終わり。
今日は先生が食事に来てくれる日
時間をかけて作ったかいがあって
美味しいが連発されていた
「花火楽しかった?」
その質問に一瞬返事が遅れてしまった
「何?なんかあったの?」
一気に心配モードに入る先生を見ると
うそをつく気になれず...
本当のことを話した。
『でも大丈夫だった!ありがとうって言えた。
先生のおかげです』
私が頭を下げると
よかったねって言って頭を撫でてくれた
心の中できゃ~!っと叫ぶ
大好きな笑顔でそんなことされて
私は沸騰してしまっていた