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Cream Puff

第5章 にのあい ~我慢できない。~


「ひゃぅ、ぁあっ、やだぁ、」

「『やだ』じゃなくて
『いい』んでしょ?」

「ぅんっ…」


いつもは素直じゃないくせに
行為の時はやたらと素直だ。

こんなギャップ、
ほんと可愛すぎるだろ。

だから困るんだよ。

他のヤツなんかに
とられたらどうしようって。

ニノがいなくなったら
俺、もうおかしくなる。

怖い。

ニノがどっか行きそうで。


「ふあ、やっ…もぅ…」

「俺も…イきそう…っ」


ニノのナカから
出ようとしたそのとき。

ニノに俺はガッチリと
ホールドされた。


「ねぇニノ、出ちゃうからっ
やばいんだって!
ほんとに!!」

「いいのっ、欲しいから…」




…これが女の子だったら、
赤ちゃんできちゃうじゃん。





……ニノも女の子だったら。


孕んじゃえばいいのに。



「ぅあっ、ね、ニノっ
お腹痛くなるよ!?」

「いいのっ、
……そしたら、まぁくんと
いる時間長くなるから…

たくさん甘えられるから…


寂しかったんだから…」


…え?



「まぁくん、俺のこと好き?
男だから?赤ちゃんできないから?

ただの性欲処理道具って
思ってるの?」

「そんなこと…」


あぁ、もう


可愛いこと言い始めたと
思ったら、またこのパターンだ。


「そんなこと思ってないよ。
ニノが世界で一番好きだよ。

愛してるから…」

「…うん、」



ニノの小さな体を
抱き締めて、腰を動かした。


「んっ、んん、ふぁ、」

「ニノ、出すよ?…いいんだね?」

「うんっ…まぁくんの濃いの、
ナカにちょーだい…?」

「バカっ、そーやって煽るなよ。
焦るから…」

「ぁんっ、」


イく寸前、ニノに抱き付いて
耳元でこう囁いた。




『好き。』


って。

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