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虞犯少年

第4章 汚くても愛のカタチ



「俺以外の男としゃべるな」


「……」


「お前が誰としゃべってるかなんてすぐ分かる」


「え…?」


「監視つけてんだよ。お前が男としゃべってたらすぐ連絡するように言ってある」



一気に血の気が引いた。
ゾクゾクと寒い。

監視って何…?
一体誰がやってるの?



「な、に…それ」



声はからからでうまく出ない。

絞り出した声に嵐はにやりと笑った。


怖い。気持ち悪い。





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