
おにごっこ学園
第17章 速井瞬パート 2
そして精子を吸い付くされ、疲れた学校帰り……
「君、速井瞬君だよね?」
「……?そうッスけど?」
「私はフリージャーナリストの尾久寺(オクデラ)という者だ。ちょっとお話、よろしいかな?」
怪しい男に声をかけられた。
疲れていたから適当に返すことにした。
なんでも男は、おにごっこ学園について調べているらしい。
断るとめんどくさそうだったから、おにごっこ学園で見てきたことを全部話した。
「知打……?知打!?」
特に知打先輩の名前を挙げると何やら考え込んでいた。
「もういいッスか?疲れてるんで」
「ああ。貴重な情報感謝する。」
やっと帰れる。
俺は帰ったらすぐに寝た。
今頃、あんな事件が起きていたなんてことも知らずに……
