
おにごっこ学園
第19章 知打静パート 2
コンコン……
「失礼しますっ」
メイド服姿の女がいきなり俺の部屋に入ってきた。
「私、メイドとして派遣されてきました真途一穂(シンズカズホ)といいます」
メイド……?
雇った覚えはないが……
「メイドなんて必要ない。帰れ」
「私、静君…あっ静様、違うや…えっと……ご主人様の為に働きたいんです!働かせてください!」
なんだ、この女?
どこか……懐かしい。
「どこかで会ったことあるか?」
「えっ?いっ、いえ……ない…です」
勘違い……か?
「そうか……俺の言うことに従えるのか?」
「はい!絶対従います!ご主人様の為ならどんなことでもします!」
この女……何か企んでいるのか?
まぁいいだろう。
出方によっては使ってやらんでもない。
