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第9章 激進!!

「なんだこれ?」


 ホルモン王子は腕組みをしながら考える。


 ひとつひとつ名前を確認しながら、共通のありそうなものを選ぶ。


「数字があるものじゃない? 健『一』朗とか、一夫、共三とか……」


 ピイコはそう言ったが二人の反応が微妙だったため、途中で口を閉じる。


「でも、この問題のヒントってもう出てるんですよね。やっぱりあのライオン像がヒントなんでしょうか?」


 のたまんがそう言うと、ホルモン王子はハッと顔を上げた。


「そうですよ……あれは完璧なヒントですよ」


「ホルモンさん、何かわかったんですか?」


 ホルモン王子はひとつずつ人名を、指でなぞりながら確認していく。


「間違いない……これだ!!」


 ホルモン王子はそう言って、選ばれた人物名を読み上げた。


「穂積京子、村谷規子、この二人だ!」



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