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角川学園-School Days-

第1章 開幕編~新しい物語~

僕は、3人がいる位置を確認してバレないように、BLコーナー前にいる。

オタクで腐男子の僕は、中学生の頃それが理由で酷いいじめを受けた。

殴る蹴るはもちろん、性的ないじめみたいな恥辱な事も…。

受け入れがたいのは理解出来るけど、趣味は人それぞれなんだから、ほっといてほしいと思う。

「あ、良かった
2冊共ある♪」

僕は、BL新刊コーナーの棚から2冊のBL漫画を手に持つ。

「この2冊のシリーズは、人気かなりあるから1日で完売するんだよな…。」

だから、学校が終わったら本屋に寄るつもりだったのだ。

「よし、早く会計済ましてしまおう」

僕がレジに向かおうとすると、俊樹君達がこっちにやって来る。

「郁、何か買うのかー?」

そう言いながら、僕のそばまで近づく俊樹君。

「えっと、その…。」

ヤバい、どうしよう…。

「あれ、ココってBLコーナー?」

「ッ…。」

南君が、BLコーナーの広告を見ながら言った。

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