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角川学園-School Days-

第9章 4年前の真相編~2人のその後~

「警察の事情聴取の質問に、最初に答えたのは俺だ
俺は、警察達に理由もわからず、いきなり刺されたって答えた」

「ッ!?」

「流石に、経緯を全部説明しても両親ズや警察の人達は、信じないと思ったし仮に信じてくれても、俺と歩の世間体が危うくなるから」

研磨さんは、歩さんの方をチラッと見る。

「勘が鋭く、推理力が高い歩なら俺の真意に気付いてくれると思ってたしな」

「研磨君の言ったとおりだよ
研磨君の真意に気付いた僕も、理由もわからず突然刺されたって答えた」

「それで、警察達も両親ズも納得したんすか…?」

理由もわからず刺された、それで納得するとは到底思えない。

「もちろん、納得はしなかったぞ」

「警察達からも、両親ズからも来る日も来る日も何度も同じ質問されたよ」

やっぱり、そうか。

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