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角川学園-School Days-

第1章 開幕編~新しい物語~

「でも、あの事だけは絶対に知られては駄目よ
たとえ、仲の良い友達にも」

「わかってるよ
誰にも言わないし、知られないようにするから」

そう、あの事だけは誰にも知られてはいけない…。

知られたら、俊樹君達は僕から離れていくだろう…。

そうとならば、また転校をしなければならない…。

俊樹君、数多君、南君は優しくて良い人達だ。

でも、どんな人でも僕達一家の事の秘密を知れば、そばから離れていくに違いない…。

僕とお母さんは、僕が中学の時にワケがあって、転校と引っ越しをした。

幸い、ご近所にも転校先の中学でも恵まれ、お母さんもパート先にも恵まれて現在も、楽しい毎日を過ごしている。

この日々が、ずっと続いてほしいと願っている。

ただ、それだけが僕とお母さんの願いだ…。

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