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角川学園-School Days-

第2章 開幕編~仲間達との放課後~

「次の授業なんだっけ?」

「地理だぞ」

俊樹君の質問に答える数多君。

「地理かぁ…。」

「郁君、地理苦手なの?」

「うん、歴史も駄目だし都道府県の位置も、北海道と沖縄ぐらいしかわかんないんだよ…。」

小学生の時から苦手で、さらに自分の好きな場所とか何回も利用する道以外の場所も、なかなか覚えれないんだよね…。

「マジかー」

「それ、ある意味ヤバくね?」

「青森と秋田と岩手は、流石にわかるよね?」

「正直、どの辺かは覚えてるけどハッキリとはわからない…。」

地図で確認したらわかるけど…。

「「「……。」」」

お願いだから、無言にならないでほしい。

「あと、自分で言うのもなんだけど、ハッキリと覚えてる道と場所以外は方向音痴なんでよろしく☆」

「おう!」

「安心しろ、俺達がついてるから大丈夫だ」

「校外学習の時とか、郁君には絶対に地図は持たせないから任せて♪」

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