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気付けば、渉さんもお母さんも涙を流していた。

すると、隼君が僕に抱きつく。

「これからもよろしくね！
お兄ちゃん！」

「うん、隼もよろしく！」

「郁、約束するよ
必ず、優里さんが今までの苦労が報われるぐらい、笑顔に幸せにしてみせるッ
そして、家族４人で暖かい生活を送って行こう！」

「うん！」

こうして、お母さんと渉さん……いや、お義父さんとの再婚が決定した。

本当に……本当に良かったね、お母さん…。

◇小野家２階・郁の部屋◇

『郁君、本当に良かったね♪』

「うん
夕陽君、ありがとう」

レストランを出て本日はお別れとなり、それぞれの家に帰る事になった。

その際、僕は渉さんと隼とアドレス交換をした。

家に帰ると、お母さんは夕陽君のおばさんとおじさんに。

僕は、夕陽君に今日の結果を報告した。