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角川学園-School Days-

第18章 過去の友達編~再会~

俺と数多は、2人組の言葉にお互いの顔を見合わせる。

◇道中◇

-郁視点-

「郁君、少しは気分転換になった?」

「うん、ありがとう
それから、心配かけてゴメンね」

歩きながら、南君に謝る。

「ううん、気にしないで
郁君が、少しでも元気になってくれて良かったよ」

さらに少し進むと、前方からガラの悪そうなチンピラ風の男10人組が、こっちに向かって歩いて来る。

「10人って、まさか…。」

10人組のチンピラの男達を見ながら、少し焦りの表情を浮かべる南君。

「南君、どうしたの?」

「郁君、逃げるよ!」

「えっ?」

僕の腕を掴み、この場から走り出す南君。

後ろを見ると、10人組の男達が追いかけて来た。

「南君、あの人達の事を知ってるの?」

走りながら南君に聞く。

「ゴメン、あとでちゃんと説明するから!
今は、アイツらから逃げる事に集中して!」

「う、うん」

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