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もう一度…

第3章 過去

家の前に着いた。

相変わらず先生、
私を、おんぶする。

チャイムを鳴らした。

『は~い。』と、
母が出てきた。

母は、
びっくりした顔で
私達を見る。

『舞華、大丈夫?先生から電話あってびっくりしたわ。』

『先生とにかく上がって下さい。』

『失礼します。舞華さん、貧血みたいなので、安静にさせてあげて下さい。』

『あらっ?じゃ、明日病院に連れていきます。』

『宜しくお願いします。舞華さん、明日は、ゆっくりしなさいね。夕方お見舞いに顔出しますね。お大事に。失礼します。』

先生は、
私をベッドに下ろし、
帰っていった。

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