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もう一度…

第3章 過去

優と会う時は、
明るく今まで通りにしてた。


でも…。

優は気が付いていた。

確かに
舞華の態度がおかしい。

優が私に言った。

『舞華、何かあっただろ?学校でだよな。何された?良いから隠さず言って?』

私は、
『何もないよ。』と、
言い続けた。


『良いから言いなさい。俺は、舞華と居れれば、教師捨てると言っただろ?』

『誰だ?もしかして奴か?』

私は、
ただただ涙を拭うしか
できなかった。

優が切れてる。
初めて見たよ。

『雅人だな?あいつ舞華に何をしたんだ?俺が話つける。』

『優。ダメ。本当に教師辞めるようになるよ。嫌だ。バレたら別れなきゃいけなくなる。』

泣きじゃくる舞華を宥めながら優が口を開いた。

抱きしめながら…。

『舞華、俺は、今までお前と過ごしてこれて幸せだよ。でもな、舞華が雅人に酷い事されてるのを見逃せない。教師としても彼氏としても。別れなきゃいけなくなっても、俺は大人だ。舞華を守る。愛してるよ。舞華。』

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