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もう一度…

第9章 狂っていく現実に

私は、
正直に主人へ伝えた。

『私は、優を愛してる。ううん、愛し続けてきたのかもしれない。12年間。もし、優に再会しなければ、目覚める事なかったと思う。でも、一生愛して生きていたかもしれない。ごめんなさい。あなたを愛す事は、もう出来ないの。』

『俺と息子を捨ててもか?』

『うん…。もう元には戻れないと思う。』

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