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となりのアイツ AN

第95章 大凶の呪縛3 かずくん



そーゆーとこも まーくんらしい、って思うし
それがまーくんの良い所だって知ってるけど

それでも

“ 何でだよ・・・俺達やっとここまで・・・
もうちょっとでデキる、ってとこまで来れたのに ”

と 情けなくも哀しくなる

更に哀しいのは 

“ 大凶のせいにしてるけど ホントは俺が痛がったから
もうメンドクサクなったんじゃないの? ”

ふいに浮かんできたそんな疑問をまーくんに言えない事だ


だって、そんな事言ったって
まーくんが うん、と言う筈は無い

大凶のせいにするのが まーくんの優しさなら
俺はそこには知らん顔をして
受け入れるしかないじゃん






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