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となりのアイツ AN

第99章 好きなのに2 まーくん



「何で?何で?何で?」


用紙をばさばさ振ったり裏から見たり
ごしごしこすったり

そんなことしたって消えた選択肢が浮かび上がるわけはないのに
そんな事自分でもわかってるのに

更に言うなら これは現実じゃない
俺の不安が見せる悪夢だって
心のどこかで気づいても居るのに


それでも 他の手段が全く浮かばずに
パニックになった俺は

汗だくで目覚めるまで
夢の中 ずっとずっともがき続ける事しか出来なかった



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