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となりのアイツ AN

第112章 卒業、そして となりのアイツ9 かずくん



「でもさ、せっかくの誕生日お祝いなのに 部屋呑みでいいの?
社会人になった事だし 美味いものご馳走したのに」
「まだ一年目のペーペーなんだから 無駄遣い禁物。
それにこうして二人でいる方が寛げるからいいよ。
まーくんの料理の腕、ますます上がってるし」

「ホント?かずくん実家だからおばちゃんの美味しい料理毎日食べてるんでしょ?
俺の作る手抜き料理なんか不味くない?」
「そんなこと無いよ、このズッキーニの炒め物もあっさりしてすげー美味い」

「ありがと。それね、同僚の先生が畑で作ってるのを頂いたの。
まん丸のズッキーニって、珍しいよね。たくさんあるから 気に入ったのならもっと食べてね」
「うん、ホント美味いよ」






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