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3-2

まーくんの視線を感じる。

お茶のグラスを両手で握って　少しずつ飲むけど　間がもたない・・・

俺から話す・・・んだよなぁ・・・やっぱ。

今日の朝までは、いや、バイトしてる途中までは　俺のファーストキスの相手がまーくんじゃなかったことに　罪悪感を感じ、それをまーくんに告げることが怖かった・・・

まーくんはきっと許してくれる、と思うのに。
とりあえず、「そんなこといいよ」っていうような言葉は絶対にくれると思う。

だけど・・・心の中は、ほんとのところはどうだろう。

まーくんのくるくるした瞳の中に　がっかりした色を見てしまったら、俺はきっと立ち直れない。

どんなにまーくんが　優しい言葉を並べてくれても　俺は負い目のようなものを感じて、ずっとそれを振り切れないと思う。

・・・大げさすぎるかな、でもそれくらい、まーくんのことが好きだ。

俺の初めてのキスの相手・・・まーくんだったらよかったのに・・・。