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離れようとするかずくんを　力任せに抱きしめて　思い切り叫んだ。


「嬉しすぎて固まってんの！」
「声でけぇよ・・・」


真っ赤な顔して　下むいちゃったかずくん。

・・・怒ってないよね？
・・・大丈夫だよね？



「う、嬉しくて固まるっておかしいだろ・・・」
「だってホントだもん。・・・あの・・・だけどさ・・・１個聞いていい？」

「・・・何・・・」
「唇って・・・いつ開けばいいの？」

「はぁ？」
「だって・・・漫画とかだと唇開いてない？映画だって・・・」

「・・・知らねーよ・・・」
「途中から開くのかなー、それとも最初から開けてるの？」

「知らねーってば」
「じゃあ、かずくんは？どうしてるの？」

「うるせーなー！」
「・・・・・・」



・・・怒らせちゃった・・・クスン・・・